のんきんぐ

ゆるい狩猟

ハンターになろう!狩猟免許取得後わな猟を始めるまで


こんにちは。

 

私は2023年冬からわなを使った狩猟を始めた、新米ハンターです。

会社員の傍ら、街に住みながら山に通い狩猟をおこなっています。

実はわなの狩猟免許をとったのは2年前で、それまでは免許を持ったはいいいが狩猟をしていないペーパーハンターでした(笑)。

 

この記事では狩猟に興味がある人や、ペーパーハンターに向けて狩猟の始め方について説明します。

 

狩猟を始めたきっかけ

そもそも、私が狩猟に興味を持ったのは子供の頃近所の猟師さんに頂いたイノシシ肉を食べたことがきっかけです。それが今まで食べたどのお肉よりも味が濃くて脂が乗っていて美味しくて感動しました

 

なかなか手に入るものでもなかったから、頭の中にこびりついて強い印象を残しました。ことあるごとにその味を思い出し、「お肉、美味しかったよなあ・・・」とイノシシ肉に思いを馳せました。

 

かと言って普通に生活する上でジビエとは縁がなく、趣味で登山やキャンプなどをして自然や生き物と触れ合って楽しんでいました。アウトドアは楽しくてその趣味の延長で、ふと自分でイノシシをとってみようかなと思いました。

 

そのままの勢いでよく調べもせずになんとなく狩猟免許を取得しました。猟銃ってなんとなくとっつきづらいし、よくわからないからとりあえずわなからかな?と思って、とりあえずわな猟免許の講習を受けて試験を受けました。

なぜ免許をとったのに狩猟を始められなかったのか?

そして狩猟免許の試験を受けて合格し、晴れて憧れのハンターに…

 

とはならず、

そのあと何をしていいか分からず、「ペーパーハンター」となります(笑)。

 

わな猟ツアーなどの狩猟イベントが開催されているのは知っていましたが、なかなか一人で行く勇気も出ずただハードルを高く感じていました。

 

なんとなく、狩猟したいという状態から狩猟を始めるというのはなかなか高い壁があるように感じました。狩猟をやる覚悟もなかったのかもしれません。

 

以前の私のように漠然と狩猟をやりたいと思っている人やジビエに興味があるひとは多いと思います。

 

実際に狩猟免許の会場には驚くほどたくさんの人が来ていたし、若い人も大勢いました。でも、その中で狩猟を始められる人は少なく、免許をとって終わりの人も多いようです。

 

では、その状態からどうやって狩猟を始めれば良いのでしょう。

 

どうやって狩猟を始めたのか?

晴れてペーパーハンターとなった私は、2年ほど特に狩猟はせず登山やキャンプなどのアウトドアなどを楽しんでいました。

 

その間に結婚し、旦那と一緒に暮らすようになります。一人じゃなくて二人ならできるかもしれないと思い、再度狩猟に対する興味が湧き始めました

 

旦那はアウトドアや生き物が好きですが、狩猟免許は持っていないのでなんとか説得して狩猟免許を取らせました。

 

二人だからと言って、やっぱりすぐに狩猟を始めることはできませんが、狩猟フェスタなどのイベントに行き情報収集をしました。

 

その中で出会った人に「狩猟を始めたい」と話してみましたが、どこでどうやってやればいいのか、なかなか思うような答えを得られませんでした。

 

「親がやっていた」

「自分の畑で有害駆除をしている」

「わなじゃなくて銃しかしていない」

 

など、私たちのように、街に住みながら山に通いわな猟をしたい、しかも自分の土地はなくどこで狩猟していいか分からないと言う人に最適な回答は得られませんでした。

 

それでもせっかく参加したのだからと、いろんな人に話を聞き別の機会にあるわな猟のイベントを紹介してもらい参加することにしました。

 

そしてわな猟のイベントで聞いた別のイベントにも参加し、主催の人に「狩猟をしてみたい」というと、私たちの住んでいる近くで単独でわな猟をする今の師匠に出会いました。

 

そこからはトントン拍子で話が進み、師匠と一緒にわなを設置したり、見回りをし、いろいろなことを教えてもらえるようになりました。

くくり罠で捕獲されたシカ

 

ペーパーハンターが狩猟を始めるには?

今の師匠はとても穏やかでおしゃべりな方で、初心者で狩猟のことが何も分からない私たちに色々教えてくれます。

 

運よくそんな師匠と出会うことができましたが、やっぱり一人であってもまずは狩猟イベントなどに行って、いろんな人に積極的に話を聞いて情報収集をするのが一番だと思いました。

 

狩猟の世界はまだまだ超アナログで、人と出会い、教えてもらうのが、一番の近道なのかもしれません。私たちのように狩猟イベントでもいいし、地元の猟友会で話を聞いてみても良いかもしれません。

 

たらい回しにされたり、思うような回答が得られないこともあるかもしれませんが、諦めてはいけません

千と千尋の千のように

「狩猟がやりたいんです!!」

とバカの一つ覚えのように唱えていれば必ず、狩猟を教えてくれる人に出会えるはずです。

 

勇気を持って行動して、ペーパーハンターを卒業しましょう。